

ご来場いただいた大勢の皆様、本当にありがとうございました。当日は1000人を越える皆さまにお越しいただきました。貴重な彫物を快くお貸しくださった方々、ご協賛ご協力いただきました皆様に重ねて御礼申し上げます。
当初は、一彫師という立場であまり大きなことをすることには抵抗がありましたが、森田さん、平田さんという強力な仲間の助力を得て、素晴らしい展覧会の開催に漕ぎ着けたことを嬉しく思います。
彫刻作品については、平田さんの粘り強い調査と交渉のお陰で、大変レベルの高い彫物が集まりました。これだけのものが一堂に会することは後にも先にもないと思います。
「良い物を見ていただきたい」その一心で突き進んできたことが今回の成功に結び付いたのだと思います。
「よくこれだけの物を集めたな!」という言葉を沢山頂きました。
そして、岸和田界隈で活躍するほとんどの彫師さん達が会場に足を運んでくださいました。これは、今回の展示会のレベルの高さを象徴する出来事でした。
朝、昼、夕方の三回にわたって行なわれた講演。企画した時は、人が集まるのか、聞いてくれるのかと不安いっぱいでしたが、蓋を開けてみれば、三講演とも満員御礼で立ち見が出ました。
皆様の熱心に聞き入るお顔が印象に残っております。
私が残していきたい、また、弟子達に継承して欲しいと願う「淡路彫」の素晴らしさを、皆様にも感じていただけたかと思います。
当日の内容は『図説 だんじり彫刻の魅力』に凝縮しております。こちらをご覧いただき、彫物談義に花を咲かせてもらえれば嬉しく存じます。
ありがとうございました。
賢申堂 河合賢申

「彫物ひねもす博覧会」大盛況のうちに幕を閉じました。ご来場の皆様、ご協力、後協賛いただいた皆様、本当にありがとうございました。
全体の監修は河合さん、写真は平田さんが担当で、展覧会当日の内容については、お二人に任せることにして、私の役割は、彫刻が施される主体である「祭」そのもの、そして「地車」と「太鼓台」の歴史文化について語ることでした。そして「ひね博」を一過性のイベントに終わらせないため、主催者自身も含めて、後から何度も復習ができるように『図説だんじり彫刻の魅力』を完成させること。 書籍は、非常に完成度の高いものになったと自負しております。特に、彫刻に関わる部分の文章を、私一人の執筆ではなく、彫刻のことを一番熟知している河合さん、多くの彫刻を見聞している平田さんの意見を存分に採り入れ、さらに何人もの眼で厳しく推敲を重ねました。とりわけ、当事者である彫師さんの声を反映できたことは、大きな強みであると思います。解説は彫物の場面の難解な歴史解説ではなく、見所はどこか、そのような工夫がなされているかなど「鑑賞の手引き」を強く意識しました。 当日の展示は、ひたすら河合さん、平田さんのサポートに徹しました。当日の空間デザイン、河合さんの新作「国生み」の彫刻動画はミヤシタデザイン事務所(三重県)にお願いしました。彼らの助力で、展示会の雰囲気は数段アップしたと思います。講演では、太鼓台と地車のルーツ、ダンジリの語源についての最新の研究成果を多くの皆様に直接お伝えすることができました。
1000人以上のご来場をいただいた「ひね博」。素晴らしい空間で彫物に囲まれ、皆さんと時間を共有できた一日。私の中でも大きな財産となりました。ご来場いただいた皆様にとっても、何か感じるものがあれば、嬉しく存じます。
『図説だんじり彫刻の歴史』皆さま是非! → https://kishiwada1.wixsite.com/kishiwada-awaji/forum/tu-shuo-danziridiao-ke-nomei-li
篠笛奏者 森田玲

「彫物ひねもす博覧会」無事に閉会いたしました。一日限りの展覧会にもかかわらず、全国各地から予想を超える1000人以上の方々にお越しいただきました。ご来場の皆さま、ご協力者の皆さま、ご協賛者の皆さま、本当にありがとうございました。
遡ること平成28年4月17日の春、久しぶりに訪れた地元生穂の賀茂神社例大祭で偶然に出会った、だんじり彫刻の世界。その後は、無我夢中になって生穂出身の彫刻師の作品を追い掛けている中、古き良き淡路彫を継承し、淡路彫をこよなく愛する彫刻師の河合さんと出会いました。
河合さんとはいつか淡路彫の展示会や作品集を出したいという話はしておりましたが、まさか40点以上の展示作品、3回に及ぶ講演、書籍「だんじり彫刻の魅力」の発刊までする結果に至るとは想像もしていませんでした。今回の企画は、彫刻の現場を熟知する河合さん、そして篠笛奏者であり祭研究者でもある森田さんの強力なエンジンがなければ始動すらしなかったでしょう。さらには、主催者3人を、それぞれの立場から支えてくださった関係者の皆さまには大変感謝しております。
本展覧会のテーマは岸和田彫刻の源流である「淡路彫」の魅力を彫物展示や写真展示、講演会を通して再考することでした。展示会場の各所に、淡路が生んだ名陶・珉平焼の花器に淡路産の草木を活けました。淡路島の風土を感じていただけましたでしょうか。本展覧会を契機に岸和田と淡路の交流が盛んになることを切に願っております。
写真家 平田雅路
















