日本最古の書物「古事記」や「日本書紀」に伝わる「国生み神話」では、日本で最初に生まれた島が、淡路島とされています。
伊弉諾尊・伊弉冉尊の石像
伊弉諾尊(イザナギノミコト)と伊弉冉尊(イザナミノミコト)の二柱(ふたはしら)の神は天の浮橋(あめのうきはし)に立ち、天の沼矛(あめのぬぼこ)をつかって下界の海水をコロコロとかき混ぜ、その矛先から滴り落ちた雫が凝り固まって「おのころ島」ができました。二柱の神は、おのころ島に天の御柱(あまのみはしら)と御殿を建てました。
二柱の神は、天の御柱をまわり、女神から男神に声を掛けたことにより、水蛭子(ひるこ)・淡島(あわしま)という不完全な子を産