ナカンバの土呂幕正面、木下舜次郎さんの平将門にも確か「あわじ 美彫刻師」のような表記がありましたね。皆さん「淡路」を強調していたわけですから、ここはド直球に「淡路彫」という言葉でなくても、本人たちが言い出した、と解釈しても問題ないかと思います。

構図にしても彫方にしても一朝一夕では確立できないので、彫る機会と世代の積み重ねの中で育まれてきた工夫が今の彫刻のベースになっていると感じました。仕入れ地車（完成品の購入）から注文地車？への流れも面白いですね。それだけ施主がこだわりを持ってきたということと思われますが、大工さん彫師さんだからこそわかる塩梅みたいな部分も大切ですね。

手元にモノがあると、その理解度が全然違ってきますね。当日、拝見できるのを楽しみにしております。

緊張感の表現は荒々しさを表現するよりも難しそうですね。その空気感が十分に伝わってきます。左が大庭景親、右の地面に手を付いているのが梶原景時（奥の朽木の前にいる人物にではなく）という理解で合っていますでしょうか

20センチしかないんですか？それは凄い！勾配の表現も素晴らしいですね。この辺りの特異性は、他の彫刻の標準に熟知していないので、またご教授ください。

河合さんのおっしゃるように、狭間の人物の寸法に慣れていたので、この空間は、もしかしたら意図しなかったものかもしれませんね。とはいえ、それを補って余るほどの人物描写ですね。

どれだけ見ても飽きない趣がありますね。盆栽の葉ってこんな感じの比率で出てきますよね。何か共通するものを感じます。全体を見ると、まず人物に焦点が合うのですが、その背景には見事な枝振りの松や紅葉がある。そして、その松や紅葉も丁寧に表現されている。見事なバランスですね。

付木とは何か？、前板って何？についても、新たな彫物ファンを増やすために基本単語解説が必要ですね。

細かな刻みと滑らかな面との配分が良いのでしょうか…うるさ過ぎず、おとなし過ぎず。朝比奈三郎の余裕のある表情もいいですね。

動きがなくピシッと止まっている（踏ん張っている）部分と、流れている部分が明確だからこそ、より明確にその風の動きが視覚化されているように感じます。足元の袴？がなびいていたら、逆に胡散臭くなるかもしれません。そのあたりのセンスが素晴らしい！

河合さんが昔から「開さんは神や！」と言っていた意味が最近わかりかけてきました。筆紙に尽くし難いのですが、人馬が浮き上がってくるというか、立ち現われてくる感じが何とも言えません！平田さん→ この中に太鼓台の狭間的な要素を見出すとすればどこらへんになりますでしょうか？

なるほど。見所がわかるとより一層味わい深いですね。五条大橋の奥行き感も良い感じですね。宙を舞っている義経は松と同じ部材に彫られているのでしょうか？

江戸期の淡路の史料で「だんじり」「ふとんだんじり」などと記されてものはございますでしょうか？急ぎませんが、幕末から明治にかけての淡路における地車と太鼓台の状況がわかるものがあれば教えていただければ助かります。 「だんじり屋」さんは元々は何やさんですか？こちらの「だんじり」は「地車」を指しますか？ 「だんじり」という言葉をセールスに利用したというのは、面白い考えですが、予想では江戸時代に「ふとんだんじり」的な言葉が淡路の史料にありそうです。とはいえ、本来的でない使われ方であっても、それが実際に影響を及ぼすことは多々ありますので、明治から昭和、そして平成の現代における「だんじりとは何か？」「だんじりと聞いて何を連想するのか？」という視点は重要ですね。 後々ご紹介予定での「だんじりの語源」については、予想外のアプローチとなります。乞うご期待！

五年ほど前にお参りさせて頂きました。絵馬殿？に砂持ちの絵馬が掛けてあり、そこに汽車の作り物？が描かれていたのが印象的でした。緑に緋色の布団のコントラストが美しいですね。

五年ほど前にお参りさせて頂きました。絵馬殿？に砂持ちの絵馬が掛けてあり、そこに汽車の作り物？が描かれていたのが印象的でした。緑に緋色の布団のコントラストが美しいですね。

よい感じですね。